いたばし整形外科関節クリニック

膝関節外科

膝関節の治療で
大切にしていること

膝の痛みをあきらめない。
正確な病態把握と豊富な選択肢で、あなたらしい歩みをサポートします。

「もう高齢だから」「軟骨がすり減っているから、人工関節にするしかない」と、歩くことや趣味を楽しむことをあきらめていませんか?
変形性膝関節症は、適切なタイミングで正しく病態を把握し、豊富な選択肢の中から治療を選ぶことで、手術を回避したり、自分の関節を温存しながら痛みのない生活を取り戻したりすることが十分に可能な疾患です。痛みの原因を正しく突き止め、ご自身の希望やライフスタイルに最も合った治療を、私たちと患者様がが共に創り上げていきます。

膝関節の治療で大切にしていること

1.正確な病態の把握

膝の痛みは、単に「骨と骨がぶつかっている」ことだけで起こるものではありません。
関節を包む膜の炎症(滑膜炎)、半月板の関節外への押し出し(半月板逸脱)、さらには骨の内部の微細なダメージ(骨髄病変)など、複数の組織が複雑に絡み合って痛みを引き起こしています。

画像評価

通常の単純X線(レントゲン)検査に加え、立位下肢全長レントゲンを撮影することで、アライメントを評価することができます。
超音波(エコー)検査やMRI検査を駆使し、レントゲンには写らない半月板の動態、関節水腫(水のたまり具合)、軟骨下骨の骨髄病変(BML)を可視化します。

力学的負荷の数値化

歩行中に膝の内側へかかる力学的負荷(膝関節内反モーメント:KAM)を、その場で測定できるウェアラブル歩行解析システム(iMU One)を導入しています。高額で広大な設備を必要とした従来の歩行解析をリハビリ室でスマートに行い、痛みの原因となっている「歩き方の癖」を客観的に分析します。

2.当院が提供する「あきらめない」多彩な治療アプローチ

患者様の進行度、生活スタイル、ご希望に合わせて、保存療法から先進的な物理療法、再生医療、そして外科的手術の相談まで、一人ひとりに適した治療プランを提案いたします。

❶ 運動療法と専門リハビリテーション(すべての治療の基盤)

理学療法士がマンツーマンで指導する運動療法は、国内外の全ガイドラインで最も強く推奨される基本治療です。
大腿四頭筋をはじめとする膝周囲の筋力強化や股関節・足関節のアライメント調整、膝にかかる力学的負荷を軽減します。また、歩行解析データに基づいた適切なインソール(足底板)の処方や体重管理のアドバイスを行い、痛みの出にくい身体づくりをサポートします。

❷ 体外衝撃波治療(集束型)

当院では、音速を超える圧力波を用いた体外衝撃波治療(集束型)を導入しています。 元々は結石破砕やアスリートの腱付着部炎などの治療に広く使われてきた技術ですが、近年、変形性膝関節症の頑固な慢性疼痛や、MRIで確認される骨内部のダメージ(骨髄病変:BML)に対する新しいアプローチとして非常に高い注目を集めています。

即効性のある除痛効果

痛みを脳に伝える末梢神経の過敏性を非侵襲的(メスを入れず体に傷をつけない)に鎮めます。

組織修復の活性化

照射部位の微小循環(血流)を改善し、成長因子の発現を促して関節内の自然な組織修復をサポートします。お薬や注射でなかなか改善しなかった慢性的な膝の痛みに対し、安全で身体に負担の少ない次世代の物理療法として提供いたします。

集束型体外衝撃波治療

❸ 再生医療:PRP(多血小板血漿)療法とリハビリの相乗効果

患者様ご自身の血液から抽出した、組織の修復を促す物質(成長因子)を豊富に含む血小板を膝関節内に注入する先端治療です。

最高峰の品質・安全管理

当院では、細胞加工物製造の専門支援機関(Gaudi Clinical)と安心の提携体制を確立し、厚生労働省の定める厳格な安全基準のもとで、徹底管理された極めて高品質な自己PRPを製造・投与いたします。

リハビリとの融合による「相乗効果」

最新の学術エビデンスにおいて、PRP療法と理学療法士のマンツーマン運動療法を組み合わせることで、痛みの軽減と関節機能の改善効果が維持されることが実証されています。関節内の炎症を強力に抑えて滑膜液(たまる水)を減少させ、軟骨構造を保護する効果が画像上でも確認されています。

再生医療(PRP療法)

❹ 外科的治療へのスムーズな橋渡し(関節温存から人工関節まで)

保存療法や再生医療を尽くしても十分な改善が得られない場合や、すでに変形が極めて進行している患者様に対しては、適切な手術タイミングを見極めることが重要です。

膝周囲骨切り術(関節温存手術)

活動性の高い比較的若い患者様に対し、ご自身の膝関節(軟骨・靱帯)をすべて残したまま下肢のアライメントを整え、活動的な日常生活やスポーツ復帰を目指す治療法です。

人工膝関節単顆置換術(UKA)および人工関節全置換術(TKA)

傷んだ部分のみを低侵襲に置き換えるUKAや、進行期の方のQOL(生活の質)を向上させるTKAなど、提携する高度専門医療機関の関節外科専門医と連携し、術前後のリハビリを提供します。

膝の痛みを抱える皆様へ

私たちは、ただ痛みを抑えるだけでなく、皆様が「再び自分の脚で、行きたい場所へ元気に歩いていける未来」を応援します。
「もう手遅れかもしれない」と思わずに、まずは当院にて膝の状態を把握し、どのような選択肢があるかを一緒に考えてみませんか?
いつでもお気軽にご相談ください。